◆ 7MHz ZLスペシャルアンテナ 製作記 ◆

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製作の契機

EQT-1(7MHz 100mW CW)でフルサイズDPで運用していましたが、少しでも利得を増やしたいことと、学生時代にローコストのZLスペシャルを製作したことがあったので再度製作してみることにしました。

ZLスペシャルの形及び寸法



指向性はA側向きになります。
ちょうど、二組のフォールデットダイポールを約0.1波長間隔でならべたような構造となります。
2つのエレメント間に135度の位相を持たせて給電します。
エレメント間隔は1/8波長とし、途中で180度ひねって給電します。
1本のフォールデットダイポールの給電点は300Ωですが、2本のエレメントを並べることによってインピーダンスが約180Ω程度に低下します。2つのエレメントはパラに接続されますのでインヒーダンスは1/2となり、75Ω系の同軸ケーブルで接続すればよいことになります。

ZLスペシャルアンテナの長さを算出するための計算式

以下の計算式から他のバンドでも使用できます。

A = 133.5 / 周波数MHz
B= 136.3 / 周波数MHz
S = 33.5/ 周波数MHz



アンテナで使用する300Ωテレビフィーダ以外にアンテナを固定する塩ビパイプ等一式




電気屋さんには、20mや30mものも置いてあります。








2つのエレメント間で使用します。2m + 中継 + 1m + 中継 + 2m (計 5m)
ひもでつるすための穴を開けておきます。








塩ビパイプを中継用で中継します。




エレメントの端っこ用のキャップ。なくても構いません。




20mの真ん中に印をしてから必要なエレメントの長さに切っていきます。
算出した寸法より約10cm程度長くしておき先端は半田でショートさせます。
約15cm程度調整用として被服をはがしておき、ねじってSWRを調整します。




ほぼ同じ寸法になるのでどちらがA側、B側か紙等でわかるようにしておきます。
写真はありませんが、エレメント間のねじった部分は細板等で固定しておいた方がベターです。




エレメントの端っこをテープ等で固定します。








給電部分です。ZLスペシャル用に同軸ケーブルを用意するのは勿体ないのでM型コネクタで中継できるようなBOXを挿入しました。










固定パイプが弱く曲がってしまいました。




固定パイプの曲がりの影響もあり、SWR 3.0以下に下がらず。。。((T_T)






SWRが下がらないので仕方がなく、チューナを挿入し運用しました。

 感想

・アンテナを固定する塩ビパイプが弱かったためしなった。
・塩ビパイプのしなり等が影響したこともあり、SWR 3.0以下に落ちず結局チューナを入れて運用することになった。
・フルサイズダイポールと比較してやはり聞こえは良かった(2006年ALL JAコンテストで使用)。
・次回はアンテナの固定方法を再検討しようと思う。
 
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