◆ 144MHz ヘンテナアンテナ 製作記 ◆

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製作の契機

・50MHzヘンテナを製作しましたが、最適な長さを実験、調整して出したので計算式を求めたいことと、この算出式からもうひとつのヘンテナ 144MHzヘンテナを製作したいと思い製作してみました。

ヘンテナの長さを算出するための計算式

50MHzヘンテナの各長さから他のバンドでも使用できるよう算出してみました。

A = 47.69 / 周波数MHz
W = 150.60 / 周波数MHz
S = 35.14 / 周波数MHz




144MHzヘンテナの構造、今回製作する寸法等を上記算出式から算出しました。
   (中心周波数 144.100MHz)





・使用するパイプ、透明ワイヤーは50MHzヘンテナを参照下さい。




・使用するクリップは100円ショップで売られてた一番小さいものを使用しました。






・給電部バランと接続する部分をむき出しにしておきます(中心から約5cm前後カットしましたがこんなにカットする必要はありませんでした(笑






・100円ショップで売っている手頃なケースにM型コネクタを取り付けます。




・バランの構造です。トロイダルコア FT-82-#73、1φmm程度のホルマル線で、コアに8回程度巻きます。





・ヘンテナと容易に接続できるようにボルト等を使用してケースに取り付けます。






・ヘンテナと接続できるようにワニ口クリップ構造にしておきます。







・今回使用する144MHzヘンテナアンテナ一式




・144MHzヘンテナアンテナの様子
 (実際にSWR特性調整時は、後ろのふすまを外し周囲の影響を受けないようにしております)








・洗濯バサミでとめるのですが今回はテーフで一時的にとめました。




・長さ調整は1cmもいじりませんでした(算出通りの長さが最良)。





・以下、各周波数におけるSWR値



















144MHzヘンテナ SWR曲線(クリックすると大で表示します)






・PG ANT100の一番上側の1本を外しました。
・洗濯ばさみで止められなかったため、軽量なのでテープで止めれば外す必要はありません。




・選択ばさみでエレメントをはさみます。




・テープで固定します。








・PG ANT100を自転車ヒモで固定します。








・周囲に木があるとできるだけANTを上げた方が電波はよく飛びます。
・自宅で測定したSWRとほぼ同等の値を示しました。


 感想

・長さを調整することなく非常に楽で楽しかった。
・大きさが大きさなので家の中(多少周囲の影響はありますが)で、調整が可能。
・LIU式ヘンテナの計算式ができた。
・実際に、屋外で運用してみたいと思います。やはりQRP運用かな?
 
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